音が静か

電気モーターとエンジンの両方で走行するハイブリッドカーは、ガソリン車よりも音が静かという特徴があります。いわゆる「エンジンを吹かす」音があまりしないからです。ハイブリッドの中でもエンジンよりモーターをメインにして動くシステムの車種は、ゆっくり走っていればほとんど音を出しません。特に夜間や住宅密集地など、音がトラブルになりやすい環境では、この静寂性は大きなメリットとなるでしょう。

日本の道路事情に適している

ガソリン車は、低速走行時や発進・加速時に多くの燃費を消費します。また加速にも時間がかかります。それに対してハイブリッドカーの多くは、発進時・低速走行時に電気モーターが補助して燃費を抑え、スムーズに加速できる仕組みになっています。日本の道路は狭くて渋滞も起こりやすいため、自動車の燃費が高くなりがちです。それらを鑑みるとハイブリッドカーは、日本の道路事情に適しているのかもしれません。

ハイブリッドカーのデメリット

高速走行時は燃費が良くない

ハイブリッドカーの燃費性能が特に威力を発揮するのは、停止時、発進時、そして低速走行時です。一定の速度を保って走る場合を想定すると、ガソリンの燃費効率のほうが勝ります。また速度もガソリンのほうが高速域を出しやすいため、多くのハイブリッドカーでは高速走行時にはエンジンがメイン動力となる車種が多いです。したがって、高速道路を多用するような車の使い方をしている人は、それほどハイブリッドカーの恩恵を受けることができません。